北の大地をメインゲレンデにする理由(わけ)

我が家は夫婦ともにスノーボーダーなのですが年間滑走日数(30日前後)の7割を北海道で滑ります。
都内に住みの車なしなのでトータルで考えると北海道で滑るメリットが大きいからです。
 
といってもなかなか信じてもらえないのでまず北海道で滑るメリットとデメリットを羅列しますね。
 
メリット:
・一部例外を除いてゲレンデが空いている(ニセコはアホほど混んでるけど)
交通機関・リフト券を安くする方法が多彩(LCC、マイル、ポイントサイト…)
・世界に誇れる雪質(Japow!)
 
デメリット:
・ 移動に時間がかかるので日程が長くなりがち(多くの休みが必要)
・ 現地移動に雪道ドライブがついてまわる(ホントに滑る!吹雪くと何も見えない!)
・ メシがうまいので外食費が高騰する(美味しいものは必ずしも安くない)
 
ではそれぞれをもう少し詳しく。
 
ゲレンデの混雑について
もはや外国と言っていいほど外国人の多いニセコは本当にいつでも混んでますが、それ以外のゲレンデは週末でもたいてい本州の平日並みです。空いているゲレンデは上達の近道なので初心者の頃は助かりました。
昨シーズンの立ち上がり時期は北海道も雪が少なく、札幌周辺のゲレンデに人が集中しました。
キロロでは遠くの駐車場からシャトルバスということで慌てましたが、広大であることもありゲレンデ自体はさほどの混雑ではありませんでした。事程左様に北海道のゲレンデは空いています。
また雪不足も最初だけで結果的にはパウダーの当たり年でした。空いているということはファーストトラックを食える可能性が高いということで、つまり最高なゲレンデを堪能できたということです。
 
交通機関が安くなる可能性が高い
基本的には飛行機になりますが、ということはいくらでも安くなる方法があるのです。
一方東京から信越へ出かけようと思った場合、自家用車を持っていれば話は違うのでしょうが、そうでなければバスか新幹線。
バスは安くていいですね。でも自由がききません。ちゃっと行ってちゃっと帰るのは楽ちんでいいですけど。
新幹線は安くなるすべが限られています。越後湯沢ならJRのパックなども安いですけど、長野まで行くと高い高い!
ゲレンデサイドに泊まることになりがちなので宿代も高いすね。
我が家の北行に限って言えば宿泊は町中のビジホなので数千円。温泉は道中の立ち寄り湯(泉質が豊富!)で夜は繁華街で飲んだくれる…という黄金コンボです。町中に泊まっていても翌朝渋滞のない道路を長くても小一時間乗ればゲレンデですのでアクセスに問題はありません。
なお冬の北海道のレンタカーは爆安です。下手すると3日で4000円台だったりもします。
 
費用感的に、
 新幹線+ゲレンデサイドの宿 < 飛行機+レンタカー+ ビジホ となるのはご理解いただけるんじゃないでしょうか。
 
ちなみに飛行機代を安くするもろもろについてはまた別途。
 
雪質
これわざわざ説明いりませんね。世界に誇れる雪質です。ニセコに限りません。ゲレンデが大きくても小さくても降る雪は一緒です。
たまに信越で滑ると「ああこっちの雪はこうだった…!」となりますな。
 
次にデメリット
日程が長くなりがち。
雪バカ氏のようなトマム日帰りとかも可能ですが、貧乏性の我が家には無理です。
せっかく行ったのだから、とついつい長く滞在しがち。つまり冬の有給休暇取得率が高くなりがち。仕事滞りがち。怒られがち。
 
現地移動の雪道ドライブ
かつて初めて冬の北海道を訪れた際は千歳からバスでゲレンデへ向かいました。だって雪道無理だもん。
何度かバスで移動しているうち、なんだか次からはいけるような気がする~♪と思ってしまい、
到着後すぐに千歳-トマム間をレンタカーで移動するというプランを立ててしまいました。
 
したっけ吹雪さ(笑)。
 
トマムはICから近いのでほとんどが高速道路で移動なのですがなんならハザード出しながら高速を移動するほどの視界不良。
死ぬかと思いましたね。でもね。高速道路はまだいいのです。道は明るいしそんなに滑りません。
怖いのは一般道。滑る滑る。アクセルとブレーキをそっと触りつつタイヤのグリップを尻で感じながらの運転になれるのには…
ざっと3日くらいはかかりましたかね。今では滑ることがわかっているので平気になりました。天才なので。
でもあんまりひとにはすすめられません。
お正月に一週間ほど滞在してニセコトマム札幌をぐるっと回ったときは、横転している車を2台、単純事故ならもっと見ました。
慣れるまでは(慣れたらなおさら!)注意がひつようです。
なもんで冬の北海道のレンタカーは安いわけなんですよ。
※ ちなみに一番怖かったのは札幌市内の「氷のわだち」でした。
 
メシ代がかかる
鮨も野菜も肉もうまいです。スープカレージンギスカンも、なんならパンも。いい店は安い店ばかりでもないので食費がかかります。
そんなときは俺たちのセイコマセイコーマート)の出番です。お惣菜が安くてうまいです。お店で作ってるおにぎりもうまいです。
 
さいごに
何度か車を所有することを検討したこともあります。
あったらメインゲレンデは北海道じゃないんだろうなと思ったこともあります。
スノーボードの為に車を所有する不経済については雪バカ先輩がすでに検証してくれてますので割愛します)
ただ例えば車を持っていたとしても週末に都心を自家用車で抜け出して戻ってくるのには渋滞がついて回ります。
ぼくは渋滞が嫌いなんですよね。北海道でぼくが運転するのは渋滞がないからでもあります。
渋滞無し、安い、雪質がいい、メシがうまい、ちょっと日数はかかるけど、運転も慣れないとこわいけど、北海道で滑るほうがぜんぜんいいと結論しています。

アメリカアマゾンからお手軽個人輸入

ラソンでニューヨークへ行った時に近所のドラッグストアで買ったシャンプーをちょっと気に入った。
探してみても日本では売ってなくて、じゃあアメリカから通販で買うかと。
アカウントを持っているebayではちょっと割高で売られていたのが、Amazon.comならば送料を入れても1本100円増しくらいで買えるのがわかったのでこちらにもアカウントを作ってみた。
日本まで発送してくれるショップとそうでないショップがあったけれど、初めてなのでアマゾンから発送してくれるショップを選んでみたら、購入から到着まで10日あまりであっさり届いた。
日本で買えないものなんかをさっと個人輸入するのにAmazon.comは極めてお手軽。
Amazon.co.jpとはアカウントを別に作らなければならないのだけ、注意。
 

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ちなみにわたしはこれに味をしめて今度はサングラスを買ってみた。
日本でも2万円前後で買えるものが8000円弱。送料入れても1万ちょい。
これはアマゾン発送ではなかったが、日本まで発送の送料が明示されているショップだった。前回よりは少し時間がかかったがそれでもちゃんと届いた。前回はヤマト、今回は佐川がウチに届けに来てくれた。

さらにもう一度、同じメーカーのサングラスが4千円程度になっているショップを見つけた。ただここは日本への発送をしていない。
そこでいわゆる転送業者 グッピング を利用してみた。
登録するとアメリカの住所が発行され。アマゾンにその住所を登録すると、アメリカアマゾンからすれば国内発送になる、という代物。
アマゾンからは一週間程度でグッピングまで届いたが、ちょうど金曜日に届いたのでグッピングの週末にかかってしまって月曜日から到着確認、転送依頼、見積提示、ペイパルで支払い、と水曜日にここまで進んだ。意外と時間が掛かるが、アマゾンから直送されるのが早すぎるといえばいえるのでこれはまあ許容範囲内。
費用は手数料と国際送料あわせて3500円くらい。
うーん。
4000円のサングラスに3500円の手数料か。元値から考えればそれでも安いけれども、転送業者を使うならばある程度金額の張るものにしたほうがお得感がでるのですね。

ゲレンデはいつも晴れ

わたしのいくつかある趣味の中にスキューバダイビングがある。
キューバダイビングにはログ付けという習慣があり、その日潜ったときのコンディションや一緒に潜ったバディ、見た魚などを記録していく。
例えば何本か潜って旅行に出たりしたとき、現地のショップでログブックを見せるとああこの人はこんなふうにこれくらい潜ってきたのだな、とガイドや一緒に潜るひと達に理解してもらうのが早い。
なんにつけログを取るのが趣味であるわたしはこのログ付けが、そしてそのログを見返すのが好きだったりする。

 

スノーボードを始めた翌シーズンからわたしはダイビングで覚えたログ付けを雪山においても始めた。ゲレンデ、天候、その日の滑りの課題やトピックをエクセルのシートに簡単に記録しているのである。

15~16シーズンインから17~18シーズンアウトまでの3シーズン分の天候をまとめてみた。

 

滑走日数 全68日分 の天候調査

終日晴れ 28日 41%
曇ったり腫れたり 13日 19%
ちょっとでも雪or雨 27日 40%

つまり快晴率は 41%
降られなかった率は 60%
降られた率は 40%

 

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基本的にスキー場というのは雪がよく降るところにあるもので、そこにこれだけ通って6割は降られていないというのはまずまずよいほうではないか、わたしは晴れ音であるな!…と自負しているのである。

 

本日はこれだけ。

一度も乗ってないのに25000マイル貯まった

わたしが今持っている航空会社のマイレージアカウントは下記のとおりである。

JAL
ANA
British Airways
DELTA Airline
ALASKA Airline
Air ASIA

メインで貯めているのはJALで、ANAはほぼ使っていない。
それ以外にもアカウントはあるけれど使っていない航空会社もあるが、全く乗っていないうえにクレジットカード利用もないのに25000マイル溜まっている航空会社もある。

 

それがDELTAだ。

 

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全く乗っていないといっても、かつてNorthWest航空だった頃にはビジネスクラスで世界一周航空券を買って利用したこともあるし、最近(といっても7-8年前か…)ではサイパンへダイビングに行く時に乗ったのもDELTAだった。(そういえばこの成田-サイパン線は2018年8月で廃止になるそうだ)。

 

さてその乗らずに貯まってしまうDELTAのマイルであるが、ニッポン500というDELTAの神企画を利用する。
どういうものかというと、どこの航空会社でもいい、フルサービスエアでもLCCでも構わない、国内線利用の搭乗券の往復分の半券を既定の用紙に必要事項を記入してFAXするだけで、DELTAのマイルが500マイル付与される、というこれでDELTAがどんな得をしているのかよくわからない企画である。

わたしのDELTAのマイルが25000マイルあるということはこのサービスを使い始めてから50回は国内線を往復したということになる。
(年間の5回までだったかな?)

なんであれくれるというものはもらっておくに越したことはないので、みなさんやってみたらいいと思う。期間限定の企画とされているけれども、毎年3月末で翌年も更新されてきているのでいつかに備えてみてはどうだろうか。

 

ちなみにDELTAのマイルはどの路線でどれくらい必要なのかWEBサイトに表示がなく、しかも必要マイル数が細かく変動するため非常に使いづらいと評判である。国内線はスカイマークの利用が可能だが、提携のクレジットカードが必須となるためこれまた使いづらい。じゃあなんで貯めているのかといえば、期限もなく貯められるならいつか使うかもしれないから、である。なくなったところで獲得するための費用はほぼゼロ円なので、たいして惜しくない。

 

とはいえ近々このマイルも消費しようと考えているので、その際にはDELTAマイルの使い方について報告したいと思う。

陸マイラーがマイルを貯める「ありとあらゆる方法」とは その1 ~ カード利用 ~

陸マイラーというのは飛行機に乗らずにマイルを貯めようとするひとたちのことであると言われている。しかしながら多くの陸マイラーは飛行機にも比較的頻繁に乗っているのでこれだけでは定義が正しくない。
飛行機に乗らないときでもありとあらゆる手立てでマイルを貯めようとするひとたちのこと、というのが陸マイラーの正しい定義ではないか。
(出張族などで仕事で飛行機に乗ってマイルやらFOPやらを貯められるひとはここでは除外します)

ではありとあらゆる方法とはなんだろう。
多くの人がまず思いつく方法のひとつがマイルが貯まるクレジットカードを使うこと、だろうか。
確かにこれがあくまでも基本であり、最重要と言ってもいいかもしれない。

少々細かくなるが話を先に進める前に、1マイルのコストを共有したい。

 

1マイル稼ぐのにいくらかかる?

クレジットカードで1マイルを稼ぐ場合、
例えばJALカードを例にとると、通常は200円の買物で1マイル加算される。
JALカード特約店利用の場合ないしショッピングマイルプレミアム(年会費3240円必要)に加入している場合は、100円の買物で1マイル。ありとあらゆる方法でマイルを貯めようと思うひとにはショッピングマイルプレミアム加入は必須といえるので、加入していることを前提とする。

するとJALカードでは100円の買物で1マイルGET! が基本であるといえる。

 

つまり
 100マイル稼ぐのには1万円の買い物
 1000マイル稼ぐには10万円の買い物
 1万マイル稼ぐには100万円の買い物

がそれぞれ必要、ということになる。

 

ちなみに沖縄までマイルで行こうとすると、何の割引期間でもなければ1万2000マイル必要なので、これをJALカードの利用だけで稼ごうと思うと 120万円の買い物が必要 となる。

年に一回マイルで沖縄に行こうと思ったら、年間120万円つまり月10万円をJALカードで払う必要がある
もちろんクレジットカード利用でマイルが貯まるなら、現金で払うよりぜんぜんいい。
だからこの方法が基本だと言える。
しかしながらこの方法には可処分所得の壁」が存在する。
有り体に言えば「アホほどマイルを貯めるにはアホほど買い物をしなければならん」ということだ。
アホほど買い物できるほどお金があるなら、そもそもマイルをシコシコ貯めたりはしないはず。
つまり可処分所得に限界のある庶民にとってはクレジットカードの利用だけでマイルを貯めようとするのでは足りない。
だからありとあらゆる方法が必要となるのだ。

 

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JALマイルを貯めるのにJALカードよりオススメのカード

ちなみにJALマイルを貯めようとした時に 100円で1.25マイル貯まる カードがある。
わたしがおすすめするのは SPGアメックスカード だ。
正式名称は スターウッドプリファードゲスト・アメックスカード 。シェラトンを筆頭とする世界的なホテルグループのハウスカードだ。
SPGアメックスで貯まるのは スターポイント であるが、これが多くの航空会社のマイルに1:1で交換できる(例外もある)。
そのうえ、20000ポイントJALマイルに交換すると5000マイルボーナスがつき、25000マイルに交換される。
つまり 100円で1.25マイル貯まる というわけだ。
SPGアメックスには他にも多数の特典があるが、31000円という比較的高額な年会費が必要になる。
ただこの年会費、特典で十分取り戻せるのだ。
詳しくは SPGのすべて という記事にまとめたので興味があるかたはそちらをどうぞ。

 

 

さて陸マイラーがマイルを貯めるありとあらゆる方法のその1は クレジットカード だった。
しかし陸マイラーが本領を発揮するのはこの先の その2 以降である。

マイルが貯まる人生と貯まらない人生ならば貯まる人生のほうがより豊かであることは間違いない。
知っているか知らないか、たったそれだけでものの見方はガラッと変わる。
ぜひ次の記事も読んでいただき、こちら側に加わってほしい。

ANAではなくJALを貯めている理由(わけ)について

わたしが今持っている航空会社のマイレージアカウントは下記のとおりである。

メインで貯めているのはJALで、ANAはほぼ使っていない。
ごくごく当たり前のことだからわざわざ書くほどのこともないのだが、本気でマイルを貯めようとする場合、あちこちの航空会社にマイルを分散して貯めるのは得策ではない。

私自身も貯めようとして貯めているのはJALだけであり、それ以外の航空会社は、海外で頻繁に乗ることがあるのでアカウントを取った(Air ASIA)、SPGのポイントを当該航空会社に割り振ってお得に利用しようとしている(BAとALASKA)、ただでマイルをくれる企画が何年も続いているのでいつか使うかもしれないものねとなんとなく貯め続けている(DELTA)というのが実情だ。
それぞれの航空会社の詳しい経緯については別記事でアップしているので興味があれば読んでいただきたい。

 

ではなぜ ANAではなくJAL なのか。

 

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JALワンワールドアライアンスよりANAスターアライアンスのほうが就航都市は多いが、ANAの特典航空券よりもJALの特典航空券のほうが枠が多いという噂がある。
結婚する前はANAも貯めていたのだけれど、妻がJAL派だった(ルミネ派ともいう)。

 

肯定的な理由も否定的な理由もいろいろ思いつくけれども、なんとなく、というのが一番かもしれない。

これまでは「ソラチカルート」という高効率なポイントサイトからのルートがあったので、ANAの方が圧倒的にマイルが貯めやすかったのだが、ソラチカルートは2018年3月で閉鎖されるらしい(ソラチカルートにはついてはわたしは使っていないので各自GGR)。

つまりJALANAも貯めやすさに差はなくなるのではないかな。

 

みんな好きな方を貯めたらいいが、DELTAに絞るのはおすすめしない。

わたしがスノーボードをする理由

初めてスノーボードに挑んだのは2002年の2月28日です。私は44歳になっていました。周りからは止められました。
いい歳をして無茶をするな、と。スノーボード=危ないスポーツ、というイメージがあったからでしょう。
じつは私自身もかなりビビっていました。ちょっと体験するだけで、これっきりにしようと思っていました。

ところがスノーボードの楽しさは予想以上でした。半分以上の時間を転倒と立ち上がることに費やしたのですが、
たまにうまく滑れた時の快感は、私を虜にしました。

以来十数年、毎年三十日程度は滑っています。大して上手くありませんが、
スノーボードの魅力についてなら、十分に語れるようになったと思います。

そんな私に友人たちが問います。
「おまえさあ、スノーボードばっかりやってるけど、やっぱり、空中でくるくる回ったりとかしてるわけ?」
回ってない、と私は即答します。そんなことはできません。
「だったらあれか。ものすごいでかいジャンプを跳んでるのか」
跳んでない。無理に決まっています。
「じゃあ、何だよ。おまえ、スキー場まで行って、何をやってるわけ?」

滑ってるんだよっ、雪の上を気持ちよく滑ってるだけだよっ──。

 

東野圭吾
SBM(Snow Board Masters)大会概要より抜粋

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わたしがスノーボードを始めたのは(厳密には20数年前に2回ほどトライしたことはあるけれどノーカンで)45歳のとき。
そしてわたしも冬はスノーボードをしていますというと「トシのくせに」「危ない」「飛ぶんですか?」と聞かれまくる。
気持ちよく滑ってるだけ、なんですがね。

 

両足が板に固定されているから、スノーボードは確かにとっつきにくい。
最初の10日はジタバタ歩けるスキーのほうが簡単かもしれない。
だが滑走30日を超えたあたりで、この難度は逆転する。
スキーには「パラレルの壁」が現れるからだ。
いっぽうスノーボードはそのくらいの時期にはある程度の斜面をスピードに乗って滑ることができるようになり、序盤の難しさが嘘のように思えてくる。スノーボードはバランス命の競技で、そういう乗り物は自転車と同じでスピードが遅いほうが難しいからだ。
もちろんその先まで上達しようと思えば、たとえ飛んだり跳ねたり回ったりしなくても難しいし、修練は必要だけれど、両足が固定されているからこそ、よりバランスに集中できるからやった分だけ上手くなっていく。
わたしはそれが楽しくてスノーボードを続けている。

 

なお今年の夏はオフトレ施設に行ってみようと思っているので、来シーズンは飛んだり跳ねたりもする予定。50歳までにバックフリップとフロントフリップを自在にできるようになるのを目標としている。